ビジョンは所詮、理想論なのか?チーム内の溝を埋める唯一の方法

実際にあった一場面です。

 

「1日 15件は必ず訪問する。そう約束したはずじゃなかったのか!」

かなり厳しい表情で営業担当のリーダーがメンバーに問いつめていました。

「はい、、、しかし。。すみません」

うつむくメンバーは一方でほかのメンバーに対して妙な目線で合図を送っていました。

その目線は、「そんなこと言っても、、最近の状況をよくわかってるでしょ、なぁ?」 と言っていました。

それを見た他のメンバーは、まるで他人事のようにニヤニヤして、くすっと笑い出す人もいました。。

当然、リーダーは怒ります。

「何笑ってるんだ!こっちは真剣に言っている!」

あつく燃えるリーダーと冷めた表情で笑っているメンバーたち。

 

このような状況は、多少の違いはあれど、よく起こる現象ですよね。

 

こんなチームでは内で何が起きてるのでしょうか。

高い志でビジョンを掲げ本気でそれを成し遂げようとする経営者やリーダーに対してチームのメンバーはビジョンを理想論と決めつけ

真剣に達成しようとは考えていないんです。

ビジョンに対し、真剣なリーダーとそれを現実とは思わないメンバーとの大きなギャップ。 これはよくある姿です。

なぜ、それが起きてしまうかというと、

ビジョンの位置付けが明確になっていないから。 なんですね。

立場の違いというものもあるかもしれませんが、それはビジョンにあっては起こってはいけないものです。

なぜなら、ビジョンとはメンバー全員が向かうべき共通の指標であり、同じ物差しだからです。

たとえ個々メンバーの判断や立場が違えど、ビジョンはメンバー全員で共有し、腹落ちしていなければいけないものです。

さて、ビジョンの位置付けが明確になっていないというのはどういうことかというと、

リーダーは達成を必須のコミットメントであると考え、メンバーたちは達成不可能な理想論だと決めつける

でも双方とも心の中でそう思っているだけで言葉にして確認したり、議論しないので、違いが起こったまま、

日々の行動にそれが結び付けられているというものなんです。

 

ではそれを防ぐために何をすればいいか。
 

これはとても簡単なことですが、 ビジョンに対して約束をすることです。

そしてその約束をきちんと声に出して、その決意を全員と共有するということです。

「恥ずかしい?」 「そんなの嫌だ」

 

そんな声が聞こえて来そうですね。  

もし、そうであれば、それはビジョンに共感できてない証拠です。  

その点に納得いくまで議論するか話し合う、もちろん自分のキャリアプランも含めて話し合う。

それでも納得いかなければ、その船(=組織)から降りることも考えるべきでしょう。

そして何かを得るためには何かを捨てなければなりません。 いや、厳密に言えば、そのくらいの覚悟が必要ということです。

そのことを肝に銘じて一人一人が何かを捨ててまで、ビジョン対して約束をするということをすべきなのです。

今までの人生においても、あなたが何か大きなもの得るためには必然的に何かを捨てざるを得ないという事が多々あったはずです。

 

受験に合格するために遊ぶ時間を減らしたでしょう。

資格を取るために楽しい飲み会を断ったでしょう。

貯金するために旅行を断念したかもしれません。

 

このようにプライベートでは比較的すんなりできていたものが、ビジネス・仕事となった瞬間に、

犠牲を払えなくなってしまう、こんなことがよく起こるのです。

それはビジョンを他人事もしくは理想論と決めつけているからでしょう。

本気で成果を取りに行くためには本気で約束をする。

これがチーム内でのギャップ=溝を防ぐ唯一の方法なんです。

そして、その約束したことは何も手を打たなければ、自然に落ちていくモチベーションのように徐々に意識低下しているのが当り前です。

目標どんどん達成し成果を上げている常勝チームというのは、約束したビジョンを一度きりではなく繰り返し何度も何度もチームで語ります。

まるで、小さな子供が 「私は大きくなったお姫様になる」 と、ところ構わず大きな声で何度も言っているように繰り返し語り合います。

繰り返し語っているとビジョンが進化してくることもあります。

そういった場合は何度も書き直してみると良いと思います。

180度違う方向にするものではなく、より色鮮やかにクッキリと際立たせていくイメージです。

ぼんやりと描く程度のビジョンでは実現しません。

 

京セラの稲盛名誉会長は

「目標は色つきに見えるくらいでなければ実現しない」 と云いました。

 

ですので、繰り返し何度もビジョンを描くならおのずとその輪郭がくっきりとして色鮮やかなカラーで見えてくるはずです。

そして、繰り返し語っているうちにメンバー一人一人がビジョンを強く胸に刻み「必ずできる」という確信めいたものへと変わっていく、

ということは実際に起こることで、既に多くの企業で証明されているものです。

 

ビジョン対して約束をする、

声に出して共有する、

みんなで何度も語る、

必要ならば描き直す、より鮮明によりはっきりと。

 

その繰り返しがビジョンを現実のものへと置き換えていくのですね。

これは個人の能力、経歴などには全く関係ないことです。

だれでもできます。

どんなチームでもできます。

ならば、今すぐ始めましょう!!

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