今回は、サービス提供について書きたいと思います。
先日、広告会社を運営されている経営者と面談した時のことです。ちなみにその会社様は、私のクライアントではありません。
新しいサービスを走らせようと準備段階ということで、その概要をお話してくれました。段々と熱が入り、発案の経緯からビジョン、ミッションまで言及するに至り、随分と語り口調になってきていました(^^
とてもお話が上手な方なので、聞いている私もとても楽しくて、ワクワクしてきたんです。すると、私の頭の中には、様々なアイディアが湧き出始めます。
「〇〇を使ってみてはどうですか?」「この手よりあの手の方が〇〇に良い気がします」「〇〇を追加すると・・・」などなど
私も遠慮なく、思ったことをバシバシ伝えていました(^_^;)
雑談ベースではあるものの新サービスについて議論が一通り終わったところで、その方が
「君と話していると描いているイメージ像がどんどん具体的になって見えてくる。色までハッキリと見えるくらい鮮明に具体化されるよ。」
とおっしゃってくれました。とても嬉しいお言葉です。そして、そのように言われた私は、こう答えたんです。
「お話もとても上手で私もすぐに引き込まれたので、まるで自分の事(自社)のように感じられてワクワクしました。」
その時は、何にも思わなかったのですが、でも、何となく心に残る「ある感覚」があったのは確かでした。
その感覚とは、いったい何なのか、、、帰る途中、ずっと考えていました。あの感覚。
自分が言った言葉をもう一度頭の中で思い出した時に、答えがわかりました。
『まるで自分の事のように感じられてワクワクしました。』
これでした。お話を聞いて、「新サービスを展開していくことが、まるで自分の事」のように感じられたんですね。そして楽しい気持ちになった。
これは、自社サービスを提供する時にとても重要になってくる姿勢です。
成果が出ている起業家の多くは、自社サービスが売れた事を喜ぶのではなく、お客様がサービスを使ってくれて、そしてそのサービスを使ったことで生活が華やかになったり、生活の質が向上したりすることに真の喜びを得ます。
そして、それを販売前、つまりは商談時や面談時にその感覚でお客様と接します。未来のお客様の様子を想像し、まるで自分毎のようにとらえてワクワクするんですね。
販売という時点を通り越し、既にサービスを利用して喜んでもらっている姿が鮮明に見えて、それが具体的な感情イメージになって表れてくる。
そんな状態です。
商品を売るのではなく、価値を売る。
お客様に素晴らしいワクワクする未来を提供する。
それが本当のサービス提供というものなのでしょうね。
面談から、多くを学んだ一日でした。
下記プログラムは終了しました。