経営者は「過酷な職業」を選択した人生をどう解釈するか

こんにちは。 本当に暑い日が続いていますね。

最近は、とてつもないハードスケジュールで外出も多く、久しぶりの投稿となります。

そんな中で改めて感じたことがありましたので、それを書きたいと思います。

先日のある社長とのコンサルティング面談時のことです。

 

知人の経営者から 

「ちょっと会って欲しい人がいるんだけど、、」

ということでしたので、その時に何となく感じた暗い雰囲気を胸に秘めながらも、約束の面談場所に向かいました。

この面談で初めの接触となる方でしたが、私もあえて、その方のプロフィールなども聞かずに何の情報も仕入れないまま、丸腰で行きました。

その社長は、美容師として独立し一時は 8人ものスタイリストを抱える 40代のヘアサロン経営者でした。

しかし、ここ数年で近隣に競合店舗が急増したことや、低価格のサービスを展開する美容室も増えたことでお客様の獲得に苦しむ日々が続いているというお悩みでした。

このストレートなまでの悩みを引き出すまでで、結構な時間を費やすくらい、精神的に困窮していらっしゃいました。

もう 「何が何だか分からない、何が悪いんだろう、ちょっと人も信じられない」 と言ってもいいくらいの状況でした。

その会社の状況を詳細にヒアリングを行ったわけではありませんので、その時点で、できる限りことを想定し、またイメージし、これから打つべき課題解決策について精一杯アドバイスをしました。

その社長は、私の話を真剣な表情でうなずいて聞きながら、ノートにペンを走らせていました。

こちら側からもそのノートに書いた字が見えるのですが、時に字になってないようなそんな場面もありました。

本当に真剣に聞いていただいていたので、字が震えていたりもしてました。

「もう一度言うので、自分が後で見てわかるようにゆっくり書いていただいて良いですよ。」

と言うと、

「はい、、すみません。」 

と言いながら必死にメモされていた姿が印象的でした。

 

そうしていると、私の話を真剣に聞くその眼に大粒の涙が浮んでいるのが見えました。

きっと、夜も眠れぬほどの緊張から解き放たれたためでしょうか。

 

予定の面談時間より大幅にオーバーした約2時間後、帰り際には、

「自分の明日に希望が持てた。 そして、会社の未来にもう一度、熱い想いを入れていこうと思えた」

とおっしゃっていました。

 

中小零細企業や個人事業主は、 「ヒト・モノ・カネ」 といった経営資源に恵まれていない、常に不完全な状態で全力で走らざるを得ないことから、その経営は困難を極めるものです。

私の知人経営者の先代が、おっしゃったこんなセリフが、起業当時の私に深い印象を与えたのを今でもよく覚えています。

「中小零細企業の社長ほど過酷な職業はないよ」

 

先ほどのヘアサロン経営者の涙を見た瞬間、その忘れかけていたセリフが脳裏をよぎったのと同時に、まさにそれを象徴するシーンであると私には映りました。

たとえ休日だろうと家族だんらんしている時であろうと、頭の中は常に仕事のこと、会社のこと、社員のこと。

ずっと続けている趣味を持っていたとしても、それでも一番の関心事は、会社の業績。

小さな会社を経営するとはきっとそういうことなのでしょう。

帰りの電車の中で、私は思いました。

私自身がこの職を選択したのは、そんな小さな会社の経営者の力になりたいという想いからだったんだと。

 

私が経営者と二人三脚で行う、経営・販売戦略は、いったん確立され、実行されれば会社の強力な武器となり、長期にわたって効果を発揮し続けます。

もちろん自社のビジネスや外部環境の変化に応じて、修正をかけてことは必要ですが、確立されてしまえば事業拡大の一翼を担い続けることは間違いありません。

私はこのような売上げアップや顧客獲得の手法を中心とした経営戦略をできる限り多くの小さな会社に届けたいと思っています。

そして、その活動は私にとっての挑戦であり、まだまだ始まったばかりです。

日本中のあちらこちらで、毎日、頭の中を仕事でいっぱいにし本気で人生をかけて頑張っていらっしゃる経営者が、事業を軌道に乗せ、飛躍し続けていくこと。 小さくても力強い会社がたくさん増えていくことを同じ小さな会社の経営者として願ってやみません。

そして、時折、書いているこの記事もそんな経営者に届けばいいなと改めて思った 1日でした。

時々、このブログを見ていただいた経営者からメッセージをいただくこともあります。

その貴重なご意見、アドバイスにこたえられるように新しい取り組みも考えておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします(^^

それではまた。

 

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