先日、経営者から「この時期は急な退職者が出てきて困るんだよね・・・」
とため息交じりで相談を受けました。
私は、このようなセリフを聞くと、すかさず質問します。
「社長、色んな理由から退職されるとのことですが、次の3つのうち
御社ではどれに該当する退職理由が多いですか?」
①不満型(待遇・給料に不満、同業他社へ移る、人間関係悪化など)
②旅立ち型(独立起業、キャリアチェンジなど)
③会社方針との方向性の違い
大抵の方は、少し考えた後に
「①だと思うよ」 と答えますが、
「本当にしっかりと本人から聞きました?」
とさらに突っ込むと「・・・・・」 となる方が多いですね。
退職希望の人とお話しすることは、とてもつらい一面もありますが、
ここは、経営者自らがしっかりとお話しするべき場面です。
どの理由で退職されるのか、それによって
会社としての対策も大きく異なってきますし、中には嘆く必要もない
ものもあるはずです。
退職される方からは、色んな話を聞くことができます。
今まで言えなかった話をしてもえることも多くあるようですし、
社長と直接お話ししたかった方には、自身の想いをお話しする
絶好の機会となりますね。
まず何よりは、経営者自らが本人としっかりお話しすることです。
その方が入社してきた時を思い出し、そして、退職する最後まで本人の想いを
正面からしっかりと聞いて下さい。
昨日まで、一緒に汗をかいて、自社サービスを開発・販売し、
同じお客様への運用フォローしてきた仲間だったのですから。
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