人生がうまくいかない本当の理由とはなんでしょう。
それは見えないウイルスのように流行しています。
それは大勢の人びとの潜在能力を限定させています。
それ とはある思い込みです。
その思い込みは思考の根本にある、ある信念によってつくられています。
その信念というのは、
「自分が何もしなくてもきっと誰かが自分のことを幸せにしてくれる」
といった信念です。
しかし、過去の偉人、成功者の生き方、考え方、そして成功哲学を学んでみると
より良い人生を望んでいるだけの人とより良い人生を手に入れている人との間には決定的な違いがあります。
成功をおさめ、素晴らしい人生を送りたいのなら自分の人生に
100パーセントの完全な責任を持つ必要があります。
人はうまくいかないことがあると、親や先生、友人、上司、会社、景気のせいにします。
そして多くの場合、人は自分が責任転嫁をしていることに気づいていません。
しかし本当は気づいていないのではなく、問題の根源を直視するのは怖いだけなのです。
では問題の根源とは何なのか。
それは、
自分自身、自分の選択、自分の人生
です。
確かに私たちは多くの問題を抱えて生活しています。先ほどの自分の人生に責任を持つということは
その多くの問題を他の人やモノのせいにせず、自身の思考と行動をコントロールし状況を改善するため
にできることを着実にやっていくということです。
私たちは問題を解決するために自分の意思で常に何かをすることができます。
解決策を探す前にはまずそれをしっかりと確信することが重要です。
成功するかどうかは自分次第とよくいますが、それは人生の質はその人の思考、行動、信念に左右され、
この三つは私たち一人一人が自分で支配しているものだからです。
問題の根源を直視するのが怖いだけ、
と言いましたが、これはどんなことなのでしょうか、ここで有名な寓話をお話しします。
ゆっくり読んでみてください。
ある男性が日が暮れてすっかり暗くなった時間帯に地面に膝をついて、街灯の下で何か探し物をしていました。
通りすがりの女性が 「こんな時間にこんな所で何をしてるのですか?」 と尋ねると
男は 「鍵をなくしたので探してるんです」 と答えたそうです。 通りすがりの女性も一緒に手伝うことにしました。
1時間ほどしても全く見つからず、疲れ果ててしまいました。
そこで女性は 「くまなく捜しましたがどこにも見つかりません、本当にこのあたりと落したんですか?」
と尋ねてみたんです。 すると男はこのように答えました。
「いや本当は家の中で無くしたと思うのですが、街灯の下の方が明るくて探しやすいのでここで探しているのです。」
この寓話と同じように私たちも自分が抱えている問題を直視するのを避けて、他人やほかのところの中に
問題の根源を探し求めてしまいます。
自分という本当の原因を究明するよりもその方が簡単だからです。
どんなにつらくても事実を見据える必要があります。
問題の根源は自分でありその事実を直視しなければなりません。
なぜなら、直視しないうちは何も変えることができないからです。
状況が好転してほしと思っているだけで現実を直視するのを拒んでいる限り、状況は好転しません。
何かを変える必要があるということを認識してはじめて変化が訪れます。
成功者の人生を学ぶとそのような人たちは常にどんな時も改善の余地があると考えていることが分かります。
そして成功を収めてほしいものを手に入れるための第一歩は、自分の人生に 100パーセント責任を持つこと
ということを理解しています。
つまり逆からいえばそれができない限り人生でほしいものは手に入らないということです。
また自分の人生に責任を持つということは、言い訳をしないことでもあります。
言い訳をした瞬間、あなたの願望は軌道をはずれ、成功の機会を逃すことになります。
確かに言い訳をすればうまくいってないことを正当化できるかもしれません。
しかし、一旦それをしてしまうと自分のやり方を反省し、改善につなげることができなくなります。
真の成功者はどんなに立派に言い訳けをしても、何の役にも立たないことを知っています。
典型的な言い訳けは、忙しくて時間がない。 ですね。
それを口にしたとたん、自分の進歩がますます遅くなるだけです。得することはないのは、わかってる筈です。
そして言い訳は真実であっても関係もありません。
どんな理由も重要ではありません。
重要なのは自分の行動に責任を持つこと。
そして自分は状況を改善して目標を達成する力を持っていると確信することです。
「そんなのわかっている。」 という声が聞こえてきそうですね。
しかし、「わかっている」と「実行する」のは全然違います。
本当にわかってるならそれを実行に移さなければなりません。
世の中の失敗の99パーセントは、
言い訳をする習慣のある人たちによるものだ。
ジョージ・ワシントン・カーバー = アメリカの教育者
あなたは自分の人生に責任をもたなければならない。
周囲の環境を変えることはできないが、
自分を変えることならできる。
ジム・ローン = アメリカの実業家
変化をコントロールすることはできないが
変化の先頭に立つことはできる。
P・ドラッカー
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