マネるところを間違えると・・。売上を上げていく根本的な飛躍志向の話

日頃、コンサルティングをしていて、ふっと感じることがあります。

今日は、そんなことを書きたいとおもいます。

これは、売上を上げていく根本的な飛躍志向の話にもなりますのでぜひ読んでみてください。

 

さて、

私は、売り上げをあげていくための「戦略」をコンサルティングしているわけですが、基本的に「戦術」自体をコンサルしているわけではありません。

「戦略」? 「戦術」?

ですよね(^^

この2つについて簡単に私の解釈で説明すると

「戦略」とは、見えない指針のようなものです。誰を対象とし、何を自社の強みとして、どのようなプロセスで顧客を獲得していくか、そして売り上げにつなげていくのか。

ということ。

「戦術」とは、戦う上での方策です。目で確認できる手段を指します。ウェブサイトの制作であったり、SEO対策、広告物、撮影などこれら全ては戦術です。

ですので、私が『「戦術」自体をコンサルしているわけではない』というのは、戦術の選択までは、戦略を実現させるためには必要となってきますが、例えば先ほどの例で言えば、「撮影」自体をどうのこうのとは言わないということです。それは、その道のプロの出番。もちろん、コンセプトや意向は伝えなくてはダメなので、同行したり、打ち合わせに一緒に入ったりはします。

そして、具体的な戦術の実行(作成)に入れば、そこは、その道のプロがガッチリと仕上げる。その道のノウハウで。

このような話は、言い方を変えれば様々な伝え方ができます。コンサルティングをスタートさせる時は、その方にとって一番伝わりやすい表現でお伝えし、スタートするのですが、いざ始まってみると、、、ある特定の戦術に関しての「ノウハウ」をコンサルティングの主軸として考え、進めて行こうとしている??と思うことが多々あるんです。 もちろん、その戦術内容自体についての意見は申し上げますが、私と作成専門のプロを比較されても( ;∀;) 全く、活用のシーンが違っています。。。

もちろん、私の関わり方を正しく伝え、軌道修正させるのも私の仕事です。が、ここまでくるとなかなか修正できなかったり、苦戦することもあります。

ちょっと愚痴っぽくなってしまいましたm(__)m

 

さぁ、前段はこのくらいにして、いよいよ、この話を踏まえて本題に入ります。

先ほどの話のような状況になっていくときは、ある「パターン」があります。それは質問内容です。

「どうやったらいいですか?」「どこが良いですか?」「どこが悪いですか?」「だったら専門業者に頼みましょうか」

といった内容です。これは、ある一定の方から見れば、あたり前にダメなことがご理解いただけるはずです。

言い方を変えましょう。つまり、

 

「やり方≒戦術」のことだけに注力されている。

 

んですね。やり方のことであれば、専門業者やその道のプロが一番。だから、外注という仕組みがある。

売上が思うように伸びない場合は、実は、この「戦術のつまみ食い」を繰り返している場合が多いです。しかも、たいていは一番肝心な戦略が不在のまま。

 

コンサートに例えてみましょう。

どんなに素晴らしい歌手を呼んでも、プログラムを充実させたとしても、そもそも砂漠の真ん中でコンサートをしたって人っ子ひとり集まりません。

ここで言う、素晴らしい歌手やプログラムの充実が「戦術」、開催場所の選択が「戦略」ということです。

戦略がバシっと決まってから初めて戦術の精査に入れます。

 

戦略が絶対的に大事。これは、ご理解いただけたかと思います。

では、どのようにしたら、この「戦術のつまみ食い」から「戦略重視」の発想に転換できるのか。

これが、売上を上げていく根本的な飛躍志向の話になります。

 

「やり方」でなく、「考え方」をマネすること。

 

です。これは、「ブレインコピー」とも言いますね。成功者やうまく行っている人のブレイン(脳)をコピーするということです。

私も誰かから学びを得る時は、その人の脳をコピーするつもりで学んでいます。

そうすると、自分に解決しなくてはならない課題や問題が見つかった時に

「〇〇さんならどう考えるのか」

と考えて、行動することができます。だから、質問するとすればその内容も

「〇〇のやり方を教えて」

ではなく

「〇〇な状況になった時に、どう考えるか」

となるのです。これであれば自然と「やり方=戦術」ではなく、「考え方=戦略」に発想を転換できます。

 

どのような戦術をとるべきかをいくら考えたとしても、そもそも戦略が不在であれば絵に描いた餅です。これは、人にも当てはまります。

「自分の考えが正しい」と決めつけているうちは、どんな戦術もその人の考えの中から抜け出せません。

コンサートの例を再び使えば、「砂漠でコンサートをやるのが正しい」と決めつけていれば、戦術は砂漠で使える要素に限られてきます(例えば、電気がない、水を使わない、など)。奇しくも、砂漠外でやるという提案があったとしても、耳に入ってこないでしょう。万が一、革新的な戦術として新しいものにチャレンジしたとしても、実は、それは砂漠外でしか使えないモノだったり。

このような状況を「戦略不在」、もしくは「戦術のつまみ食い」というのです。

 

・マネするところは、「やり方」でなくて「考え方」。

・「戦術のつまみ食い」でなく、まずは、「良き戦略ありき」

・人にもあてはまる。頑固になっている間は、どんな戦術もほぼ無意味。自分の枠を超えて素直に「考え方」をマネる

 

これが、売上を上げていくための根本的な飛躍志向です。

 

 

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