ビジネスで結果を出すために重要なポイントになるであろう瞬間は、2回あると思います。
一回は、スタート時。
二回目は、加速時。
スタート時というのは、言うまでもありませんね。ゼロからイチにする時です。
この時は、どんなことであっても「火事場のくそ力」が必要です。 そして、単純に「ゼロから」と言っても様々なパターンがあるでしょう。
全く何もない場合は、「かき集めてくる力」
全く動かない場合は、「動かす力」
全く注目されていない場合は、「振り向かせる力」
いずれにしても、「１」をつくりだすために、その時、持てる力全てをぶつけなくてはいけません。
そして、2回目は加速時。「１」になったものを一気に「１００」にする時です。０から１になっただけで、ホッとして休むのにはまだ早く、そのまま一気に余力を使って加速していきます。ここは、力がいるというよりは、「休まずに動かし続ける継続力、忍耐力」が問われます。
メンバーの成功を加速させる場合もこれと同じだと思います。
まずは、ゼロからイチにする時に、メンバーが全力投下できるように精一杯フォローしてあげることです。
決して、替わりにやってあげてもダメですし、ただ、遠くから見守っていてもダメです。
メンバーがそれに全力投下できるように、それとなく先回りをして環境を整えてあげ、必要なところへ根回しをしておく。
そんなマネジメント力が必要でしょう。
そして、加速時。「１」を生み出すとついつい嬉しさのあまりにホッとして、成功のハンドルから手を離してしまいそうになるものです。
リーダーは、すぐさま次に打つ手を伝授してあげる必要があります。
ここでは、動き始めたものを俯瞰しながら、緩めることなく継続していくような作戦になるでしょう。一定ラインまで一気に持ち上げていくイメージですね。
この2回の瞬間だけをしっかりと把握し、その時、メンバーを手厚くフォローするだけで結果を出すスピードが大きく変わってきます。
そして、ひとたび、「結果を出すための力の入れどころ」を経験したメンバーは、自らどんどん成功をつかみ取り、加速していきます。
2回の瞬間を逃さずに、最大限のメンバーフォローを。
それが、メンバーの成功を加速させる方法です。
